要約図解

釣りの荷物が片付かないし、海に行くと錆びるのが怖い…。
自分で棚とか作れないかな…。
週末の釣行を楽しみにしているあなたなら、一度はこんな悩みを抱いたことがあるのではないでしょうか。特にランクル70や80のような長く乗りたい車にとって、濡れた道具の整理や海沿いでの塩害は切実な問題です。
でも、諦めないでください。実はランクルには、メーカーがあらかじめ用意してくれた「隠されたネジ穴」や「最強の雨どい」が存在することをご存知でしょうか?
この記事では、それらの構造をフル活用し、ボディに穴を開けることなくプロ並みのロッドホルダーや収納棚を自作する手順を徹底解説します。
さらに、プロの防錆業者も実践する「ノックスドール」を使った塩害対策や、車中泊を快適にする荷室フラット化のアイデアまで網羅しました。この記事を読めば、あなたの愛車は錆を寄せ付けない、最強の釣り車へと生まれ変わります。

この記事でわかること
- 70系の荷室にある「隠しネジ穴」の正体と活用法
- 80系の「レインガーター」が最強の積載ベースである理由
- 100均&ホームセンターで作る!格安ロッドホルダーDIY
- 海釣り派必見!ノックスドールを使った「内部防錆」の極意
- 車中泊を快適にする荷室フラット化のポイント
なぜランクルは釣り車のDIYに最適なのか?70・80系が選ばれる理由
ランクルで釣りに行ってる人って多いですけど、なんでそんなに人気なんですか? ただ頑丈なだけ?
もちろん頑丈さもありますが、一番の理由は「カスタムのしやすさ」です。まるでプラモデルのように、自分好みに改造できる「余白」が残されているんですよ。
ここでは、ランクル70・80が他のSUVとは一線を画す「DIYベースとしての構造的なメリット」について解説します。
70系の荷室に眠る「ユーティリティナット」の正体
再販モデルを含むランドクルーザー70(バン・ワゴン)の荷室側面には、内装パネルの裏側にM6サイズのネジ穴(ユーティリティナット)が複数隠されています。
これは本来、純正オプションのフックなどを取り付けるためのものですが、ユーザーにとっては「ボディにドリルで穴を開けずにボルトオンで棚やバーを固定できる」という、DIYにおける最強の武器となります。実際に内装を外してみると、「ここにネジ穴がある!」と感動するオーナーが続出しています(出典: みんカラ)。
80系の特権!「レインガーター」がDIYに強いワケ
ランドクルーザー80の特徴は、屋根の縁にある「レインガーター(雨どい)」です。
現代のSUVの多くはルーフレールが必要ですが、80系はこの雨どい部分に汎用のキャリアベース(タワー)を直接挟み込んで固定できます。これにより、ルーフテントや大型のアルミラックなど、重量のある装備も強固に積載することが可能です(出典: 楽天市場)。
観音開き・上下開きリアゲートの意外な活用法
リアゲートの形状も釣り人には嬉しいポイントです。
【リアゲートの活用術】
- 70系(観音開き):左右に開いたドアが風除けになり、仕掛け作りや着替えのスペースとして機能します。
- 80系(上下開き):下側のゲートがそのままベンチや作業台になり、座ってウェーダーを履いたり、ランチを楽しんだりするのに最適です(出典: CARTUNE)。
70系の荷室のネジ穴を見つけた時の、「メーカーの『好きにいじっていいよ』というメッセージを受け取った感覚」は、他の車では味わえない喜びです。この拡張性の高さこそが、ランクルが長年愛される理由なのだと実感します。
【構造的メリットまとめ】
- 70系:荷室のM6ナットで無加工DIYが可能
- 80系:レインガーターで重量物積載に強い
- リアゲート:現場での作業性が抜群に良い
【実践】ロッドホルダーを自作!ランクル70のユーティリティナット活用術
ロッドホルダーって買うと高いですよね……。自分で作ってみたいけど、私でもできますか?
大丈夫です! ホームセンターで売っている「イレクターパイプ」と、先ほどの「M6ボルト」を使えば、数千円で頑丈なホルダーが作れますよ。
ここでは、ランクル70のユーティリティナットを活用した、安価で実用的な天井ロッドホルダーのDIY手順を紹介します。
準備するもの:M6ボルトとイレクターパイプ
まずは必要な部材を揃えましょう。ホームセンターや100円ショップで手に入るものばかりです。
【主な材料】
- イレクターパイプ(またはスペーシアパイプ):荷室幅に合わせてカット
- M6ボルト:荷室のネジ穴に適合するサイズ(長さ20〜30mm程度)
- ジョイントパーツ:パイプを壁面に固定するための金具
- 竿受け:100均の洗濯バサミや自転車用傘ホルダーを流用可能
ランクル70の天井収納を作る3ステップ
作業は驚くほどシンプルです。
荷室上部のアシストグリップやメクラ蓋を外し、M6のネジ穴を露出させます。
ジョイントパーツをM6ボルトで車体に直接固定します。
左右のジョイントにパイプを渡し、竿受けを取り付ければ完成です。
この方法なら、ボディへの穴あけ加工は一切不要。純正の穴を使っているので強度も十分です(出典: autobonds-outdoor)。
「竿が折れた!」失敗事例から学ぶ強度の確保
DIYで最も怖いのが、走行中の振動による脱落です。
「結束バンドだけで固定したら、高速道路で外れて大切な竿が折れた」という悲しい事例もあります。固定箇所は必ず金属ボルトを使用し、パイプのたわみを防ぐために中間地点にも支えを入れるなど、「過剰なくらいの強度」を確保することが成功の秘訣です(出典: ナチュラムブログ)。
自分で作った棚に釣り道具がピタリと収まった時の快感は、何物にも代えがたいものです。既製品にはない「自分だけの使い勝手」を追求できるのも、DIYならではの楽しみですね。
【自作ロッドホルダーのコツ】
- M6ボルト活用:車体への固定は必ずボルトで行う
- 振動対策:緩み止めナットやゴムワッシャーを挟む
- 素材選び:加工しやすいイレクターパイプが最適
レインガーターをフル活用!ランクル80をDIYで最強の積載仕様に
80に乗ってるんですけど、屋根にカヤックとかテントを載せたいんです。どれくらいの重さまで大丈夫なんでしょうか?
レインガーターが付いている80系なら、かなり重いものでも大丈夫です。目安としては70kg〜100kg程度まで積載可能ですよ。
ここでは、ランクル80の特権である「レインガーター」を活かした、本格的なルーフラックやオーニングの積載術について解説します。
ランクル80の屋根には何キロまで積める?
一般的なルーフレール車の場合、積載荷重は30〜50kg程度に制限されることが多いですが、レインガーターを持つランクル80は構造的に非常に強固です。
YAKIMAなどのレインガーター対応キャリアの仕様を見ると、最大積載量約72kg(ラック自重含む)とされており、製品によっては静止荷重でさらに重いルーフテント(大人2名就寝)にも対応しています。この余裕ある耐荷重が、本格的なアウトドア仕様を作る上での大きなアドバンテージとなります(出典: 楽天市場)。
穴あけ不要!ボルトオンで拡張するベースキャリア活用法
レインガーターの最大のメリットは、「挟み込むだけで固定できる」という手軽さです。
専用のタワー(脚)を雨どいの溝に引っ掛け、ボルトを締め込むだけでベースキャリアが完成します。ボディに穴を開ける必要がないため、錆のリスクも最小限に抑えられます。ここに市販のアルミラックや、自作のウッドデッキを載せれば、積載量は一気に倍増します(出典: 楽天市場)。
カヤックもルーフテントも。遊びの幅を広げる積載プラン
屋根の上を有効活用することで、遊びの幅は無限に広がります。
【積載アレンジ例】
- 釣り仕様:長尺のロッドケースやかさばるクーラーボックスを屋根へ。
- キャンプ仕様:サイドオーニングを取り付けて、日陰のリビングスペースを確保。
- 遠征仕様:ルーフテントを搭載し、どこでも寝られる移動ホテルに。
レインガーターにガッチリと固定されたラックを見ると、「プロの道具」という雰囲気が漂ってきます。最近の車にはないこの無骨な構造こそが、80系が今なおアウトドアマンに愛され続ける理由の一つなんですね。
【レインガーター積載のポイント】
- 高耐荷重:ルーフテントなどの重量物も積載可能
- 簡単取付:ボディ無加工でベースキャリアを設置できる
- 重心注意:荷物を積みすぎると走行安定性が下がるため注意

ランクルを釣り車としてDIYするなら必須!最強の塩害防錆対策

海によく行くんですけど、やっぱり錆びちゃいますよね? シャーシブラックを塗っておけば大丈夫ですか?
残念ながら、シャーシブラックだけでは不十分です。海風や塩水から愛車を守るには、「内部」まで浸透する特別な防錆剤が必要なんです。
ここでは、釣り車の天敵である「塩害」からランクルを守るための、プロ推奨の防錆テクニックを解説します。
なぜ「シャーシブラック」ではダメなのか?浸透性の違い
一般的なシャーシブラックは、主に見た目を黒くきれいに見せるための塗料であり、防錆能力は限定的です。乾燥すると硬い膜になるため、飛び石などでひび割れると、そこから塩水が入り込み、内側で錆が進行してしまう恐れがあります(出典: はてなブログ)。
対して、寒冷地や沿岸部で支持されているのが「ノックスドール(Noxudol)」です。こちらは乾燥しても完全には硬化せず、軟らかい状態を保つため、傷がつきにくく自己修復性があります。さらに強力な浸透性を持ち、鉄板の合わせ目まで染み込んで錆を防ぎます(出典: 株式会社オートテック)。
ここを狙え!フレーム内部とレインガーター裏の防錆ポイント
ランクルのラダーフレームは頑丈ですが、内部が空洞(袋状)になっているため、泥や塩水が溜まりやすいのが弱点です。
【重点防錆ポイント】
- フレーム内部:水抜き穴からノズルを差し込み、内部全体に防錆剤を噴霧する。
- レインガーター裏:水が溜まりやすい溝の裏側や溶接部分。
- ドア下部:水が抜けにくい袋状の部分。
特にフレーム内部は外から見えないため、気づかないうちに腐食が進みやすい箇所です。ここに浸透性の高いノックスドール(700番など)を流し込むことが、寿命を延ばすカギとなります(出典: 工場長ブログ)。
DIYでできる!スプレー施工の手順と費用相場
本格的な防錆施工をプロに頼むと10万円以上かかりますが、スプレー缶タイプを使えばDIYでも十分な効果が得られます。
【DIY防錆の手順】
- 洗浄:下回りの泥や塩分を高圧洗浄機で徹底的に洗い流す。
- 乾燥:水分が残っていると効果が半減するため、数日間しっかり乾かす。
- 養生:ブレーキ周りやマフラーにかからないようマスキングする。
- 塗布:フレーム内部には浸透性タイプ、外側には厚膜タイプをスプレーする。
材料費は2〜4万円程度で済みます。自分の手で施工することで、愛車の状態を詳しく知ることができるのも大きなメリットです(出典: モノタロウ)。
「錆びるのが怖いから海に行かない」というのは本末転倒ですよね。正しい知識で対策さえしておけば、ランクルは海の潮風にも負けないタフな相棒になってくれます。釣行後の洗車も含めて、車と向き合う時間を楽しむことが、長く乗る秘訣なのかもしれません。
【防錆対策のまとめ】
- ノックスドール:浸透性と自己修復性のある防錆剤を選ぶ
- 内部防錆:フレームの中や隙間こそ重点的に守る
- 洗浄と乾燥:施工前の下準備が効果を左右する
ランクルの釣り車DIYで車中泊も快適に!荷室フラット化のコツ

釣り場で仮眠したいんですけど、ランクルの荷台って段差があって寝にくいんですよね。どうすれば平らになりますか?
イレクターパイプやコンパネを使って「ベッドキット」を自作するのが定番です。断熱まで考えれば、冬の釣りでぐっすり眠れますよ。
ここでは、朝マズメ狙いの釣り人に欠かせない、車中泊を快適にするための荷室カスタム術を紹介します。
ランクル80の荷室段差を攻略するフレーム設計
ランクル80の荷室は、後方に行くにつれて床が低くなる独特の形状をしています。そのため、単に板を敷くだけでは水平になりません。
これを解消するには、イレクターパイプやアルミフレームで土台を作り、高さを調整する必要があります。前方(セカンドシート側)と後方で足の長さを変え、天板が水平になるように設計しましょう。この土台の下は、タックルボックスや長靴を収納するスペースとしても活用できます(出典: ナチュラムブログ)。
78プラドオーナーが痛感した「冬の車中泊」の寒さ対策
ベッドが平らになっても、寒さ対策を忘れてはいけません。
ある78プラドオーナーは、冬の漁港で車中泊をした際、ベッドキットの上に寝袋だけで寝たところ、床下からの底冷えで「凍てつく寒さ」を経験し、一睡もできなかったそうです。鉄板むき出しの床からの冷気は想像以上に強力です。
釣果が変わる?前乗り車中泊の快適化テクニック
快適な睡眠は、翌日の釣果に直結します。
【快適化のポイント】
- 銀マット:ベッドキットの下や天板の上に敷き、冷気を遮断する。
- 車中泊マット:厚さ10cm程度のインフレータブルマットでクッション性を確保。
- シェード:窓からの冷気と光を遮断し、プライバシーを守る。
これらを導入したオーナーからは、「しっかり寝られたおかげで集中力が続き、帰り道も安全運転できた」という報告が上がっています(出典: tsuriikitai)。
今回、多くのDIY事例を調査していて感じたのは、「車中泊」を単なる宿泊手段ではなく、「釣りの準備時間」として楽しんでいる人が多いことです。自分専用のベッドで、波音を聞きながら仕掛けをいじる……。そんな至福の時間を支えるのも、ランクルの包容力なんですね。
【車中泊DIYのポイント】
- 水平確保:フレームで床の段差を吸収する
- 収納確保:ベッド下を収納スペースとして有効活用
- 断熱対策:底冷えを防ぐマットやシェードは必須
ランクルの釣り車DIYに関するよくある質問
- Q1: 70系の荷室のネジ穴は何ミリですか?
A1: 一般的にM6サイズのボルトが適合します。ホームセンターで購入可能です(出典: みんカラ)。
- Q2: DIYでロッドホルダーを作るのと既製品を買うのはどっちがお得?
A2: コスト優先ならDIY(数千円〜)が圧倒的にお得です。ただし、強度や見た目の美しさを求めるなら既製品(数万円〜)に分があります。
- Q3: ノックスドールは素人でも施工できますか?
A3: はい、スプレー缶タイプを使えばDIY可能です。ただし、汚れや油分が残っていると効果が出ないため、下回りの洗浄と乾燥を徹底することが成功の鍵です(出典: モノタロウ)。
- Q4: レインガーターにルーフテントを載せても大丈夫?
A4: 多くの製品が対応していますが、キャリアの耐荷重(約70kg〜)と走行時の重心変化には十分注意が必要です。メーカー推奨の積載量を守りましょう(出典: 楽天市場)。
- Q5: 車検に通らないDIYカスタムはありますか?
A5: ロッドホルダーが後方視界を著しく遮ったり、乗員の頭部に干渉するような位置にあると車検NGになる場合があります。工具なしで取り外せる構造にしておくのが無難です。
- Q6: 海に行った後のメンテナンスは?
A6: なるべく早くコイン洗車場などで下回りを真水で洗浄してください。特に塩分は乾くと固着するため、帰宅直後の対応が重要です(出典: ランクル70研究所)。
まとめ:ランクルの釣り車DIYで自分だけの移動基地を完成させよう
本記事では、ランクル70・80を最強の釣り車にするためのDIYテクニックと防錆対策について解説しました。
次の一歩:まずはホームセンターでM6ボルトを買ってみよう
この記事を読んで「自分にもできそう」と思ったら、まずはホームセンターでM6ボルトを1本買ってみてください。そして自分のランクルの荷室にあるネジ穴に合わせてみましょう。ピタリとハマった瞬間、あなたの頭の中に「あんな棚も作れる、こんな配置もできる」というアイデアが溢れ出してくるはずです。
世界に一台だけの「移動基地」を作り上げ、最高の釣りライフを楽しんでください。
筆者より:この記事をまとめながら感じたこと
この記事をまとめる中で、ランクルという車は単なる移動手段ではなく、オーナーの工夫次第で無限に進化する「未完成の素材」なのだと強く感じました。
特に、メーカーがあらかじめ用意してくれた「謎のネジ穴」や「雨どい」を見つけて、そこに自分だけの収納を作り上げていく過程は、まさに大人のプラモデルです。
そして、手をかければかけるほど、愛車への愛着は深まり、釣りの時間もより豊かなものになるはずです。
錆と戦いながらも、最高の相棒と共にフィールドへ向かう。そんなあなたのカーライフを応援しています。
ランクル 釣り車 DIYのポイントと防錆の重要性【総復習】
- 構造の活用
- 70系の荷室にあるM6ナット、80系のレインガーターは、ボディ加工なしで収納を拡張できる最強の武器。
- DIYの注意点
- ロッドホルダーは走行中の振動を考慮し、ボルト固定で強度を確保する。
- ベッドキットはフラット化だけでなく、断熱対策まで行って初めて実用的になる。
- 防錆の鉄則
- 表面だけでなく「内部」まで浸透するノックスドールが最適解。
- 釣行後の洗浄とセットで愛車を塩害から守る。


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