ZR-Vとヴェゼル、デザインも走りも魅力的だけど、実際のところ維持費はどっちが安いの?
ホンダの人気SUV、ZR-Vとヴェゼルを前に、多くの人が同じ疑問を抱えています。車両価格だけでなく、購入後の数年間でかかるトータルコストを知らなければ、本当に賢い選択はできません。
この記事では、ZR-Vとヴェゼルの維持費を比較し、5年間の総額でどちらがどれくらいお得になるのか、具体的な数字で明確に解説します。
単なる税金や燃費だけでなく、見落としがちな任意保険料の差や、数年後の売却価値であるリセールバリューまで含めた「トータルコスト」を徹底的にシミュレーション。最新の公式データや中古車市場の相場に基づき、専門家が客観的に分析します。
この記事を読めば、あなたのカーライフに本当にフィットする一台が、維持費の面から見えてくるはずです。
この記事でわかること
- ZR-Vとヴェゼルの5年間の維持費総額の差
- 税金、保険料、車検代など具体的な費目の違い
- 最新データに基づくリアルなリセールバリュー
- あなたの乗り方ならどちらがお得になるかの最終結論
※この記事では「維持費とリセール」に特化して解説します。サイズや走行性能まで含めた総合的な比較を知りたい方は、まずはこちらの総合解説記事をご覧ください。 ここでは、いきなり結論からお伝えします。ZR-Vとヴェゼルの5年間の維持費を比較すると、どちらが安いのでしょうか。 ※税金は本記事執筆時点の税率。車検費用、燃料費、保険料は一般的な目安。エコカー減税などの適用で変動します。 上記の表の通り、5年間のトータルコストで比較すると、ヴェゼルの方が約17万円、年間平均で約3.4万円安いという結果になりました。 主な要因は以下の通りです。 このように、購入後のランニングコストを考えると、ヴェゼルに軍配が上がります。 一方で、注目すべきはリセールバリュー(再販価値)です。 ZR-Vは新しいモデルながら、その上質な内外装と走行性能から、中古車市場でも高い人気を誇ります。3年後のリセールバリューは60%〜68%と予測されており、これはヴェゼルの70%前後に迫る勢いです。(出典: melobong.com) もし5年後に車を売却する場合、ZR-Vの方が高く売れる可能性があり、維持費の差をリセール価格で取り戻せるシナリオも十分に考えられます。 ここでは、維持費の基本となる税金について、具体的な金額差を詳しく見ていきましょう。車を所有しているだけで毎年かかる固定費なので、重要な比較ポイントです。 自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点の車の所有者に対して課される税金で、エンジンの排気量によって金額が決まります。 排気量が小さいヴェゼルの方が、年間で9,000円、5年間で45,000円も自動車税が安くなります。これは大きな差と言えるでしょう。 自動車重量税は、その名の通り車両の重さに応じて課される税金で、新車購入時と車検時に支払います。 こちらも車重が軽いヴェゼルの方が安くなります。(出典: carlease-magazine.jp) ただし、ZR-Vもヴェゼルもハイブリッドモデルはエコカー減税の対象となるため、新車登録時の重量税が免除または減額される場合があります。グレードや登録年度、税制改正によって適用内容が若干異なるため、購入前に販売店で最新のシミュレーションを確認するのがおすすめです。 【用語解説】エコカー減税 環境性能割は、車の購入時にかかる税金で、燃費性能に応じて税率が変わります。 ZR-V、ヴェゼルともにe:HEVモデルは燃費性能が非常に優れているため、税率は非課税となる場合がほとんどです。したがって、この項目での維持費の差はほぼないと考えてよいでしょう。 ここでは、2年に1度(新車購入後は3年後)に必ずやってくる車検の費用について比較します。まとまった出費となるため、事前に把握しておくことが大切です。 車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「整備費用」の2つで構成されます。 一般的に、手厚いサービスが受けられるディーラーは高め、効率的な運営の専門店は安めの傾向があります。 ZR-Vの方が重量税が高いことや、使用部品が若干高価な場合があるため、ヴェゼルに比べて1回あたり1〜2万円程度高くなる可能性があります。(出典: www.carseven.co.jp, carlease-magazine.jp) ZR-Vとヴェゼルは、どちらもホンダ製の信頼性が高い車ですが、年数が経てば消耗品の交換が必要になります。 特に、タイヤサイズがZR-Vの方が大きい(18インチ)ため、タイヤ交換時の費用はヴェゼル(16〜18インチ)よりも高くなる傾向があります。 また、ハイブリッドバッテリーの寿命も気になるところですが、ホンダは「10年10万km」の特別保証を付けている場合が多く、通常の使用で高額な交換費用が発生する心配は少ないでしょう。 ここでは、日々のランニングコストに直結する燃料費について、具体的なシミュレーションで比較します。乗れば乗るほど、この差は大きくなっていきます。 まず、公式発表されているカタログ燃費(WLTCモード)を見てみましょう。 カタログ上では、ヴェゼルの方が燃費性能に優れています。 ただし、これはあくまで国が定めた測定モードでの数値。実際の燃費(実燃費)は、運転スタイルや道路状況によって変わります。一般的に、実燃費はカタログ燃費の7〜8割程度と言われています。 それでは、実燃費を仮定して、年間のガソリン代を計算してみましょう。 年間1万km走る一般的なドライバーの場合、年間で約1万円、5年間で約5万円もヴェゼルの方がガソリン代を節約できる計算になります。(出典: melobong.com) 一般的に、ハイブリッド車はストップ&ゴーの多い市街地で燃費が伸び、高速道路ではエンジン主体になるため燃費が落ちる傾向があります。 しかし、ZR-Vに搭載されている2.0Lエンジンは、高速巡航時の効率も考慮されているため、高速道路でも安定した燃費を期待できます。 一方、ヴェゼルの1.5Lシステムは、やはり市街地での燃費の良さが際立ちます。ご自身の主な利用シーンを考えて比較することが重要です。 ここでは、万が一の事故に備える任意保険料について比較します。年齢や等級によって大きく変わる費用ですが、車両本体の価格や特性も保険料に影響します。 任意保険料は、車種ごとに設定された「車両料率クラス」に基づいて算出されます。これは、車種ごとの事故リスクを統計的に評価したもので、クラス1〜17(自家用普通・小型乗用車)の数字が大きいほど保険料が高くなります。 ZR-Vはヴェゼルに比べて車両本体価格が高いことや、比較的新しい車種であることから、車両料率クラスが高めに設定される傾向にあり、結果として保険料も高くなるのです。 【用語解説】車両料率クラス あくまで一般的な目安ですが、年代・等級別の年間保険料をシミュレーションしてみましょう。 どの年代でも、年間で1〜2万円程度、ZR-Vの方が高くなる可能性があります。 車種による差はありますが、以下の工夫で保険料を安く抑えることは可能です。 ここでは、この記事で最も重要な比較ポイントであるリセールバリューについて掘り下げます。数年後に車を売却する際の価値が、維持費の総額を大きく左右します。 リセールバリューとは、車を売却する際の再販価値のことです。 ZR-Vはまだ市場に出回っている台数が少ないため、今後の動向次第ではヴェゼルを上回る可能性も秘めています。 一般的に、リセールバリューが高くなる傾向があるのは以下の条件です。 ZR-Vであれば「e:HEV Z」、ヴェゼルであれば「e:HEV PLaY」などが、リセールを意識するなら狙い目のグレードと言えるでしょう。 それでは、5年間の維持費から、5年後の売却価格(リセールバリュー)を差し引いた「実質的な負担額」を計算してみましょう。 この試算では、売却価格が5年間の維持費合計を上回るため「実質負担額がマイナス」という結果になりました。そして、その差額(利益)はZR-Vの方が大きい可能性があります。 これは、ZR-Vの高いリセールバリューが、年間の維持費の高さを補って余りあることを示唆しています。 ただし、この計算はあくまでシミュレーションです。毎年の消耗部品交換や急な修理費、中古車市場の大きな変動などによって結果は変わるため、参考値としてご覧ください。 A1: 年間1万km以上走行する場合、燃料費の差が大きくなるためヴェゼルの方がお得になる可能性が高いです。具体的な分岐点は本文のシミュレーションをご覧ください。 A2: 初期費用はガソリンモデルが安いですが、毎年の自動車税や燃料費を考慮すると、長期的にはヴェゼルのe:HEVの方が安くなるケースが多いです。 A3: 金利によって大きく異なりますが、車両本体価格が高いZR-Vの方が、総支払額も高くなるのが一般的です。詳しくはディーラーの見積もりで比較することをお勧めします。 A4: 定期的な点検をディーラーに任せたい方にとっては、個別に依頼するよりも割安になる場合が多いです。特にZR-Vのような新型車では、予期せぬトラブルに備える意味でもメリットがあります。 ▼最終結論:あなたに合う一台を見つける 今回は、ZR-Vとヴェゼルの維持費について、税金からリセールバリューまで徹底的に比較しました。
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【結論】ZR-Vとヴェゼルの維持費、5年総額で安いのはどっち?
5年間の維持費トータルコスト比較表
費用項目 ZR-V (e:HEV) ヴェゼル (e:HEV) 差額(ヴェゼルが安い) 自動車税 197,500円 152,500円 45,000円 重量税 32,800円 24,600円 8,200円 車検費用(2回) 200,000円 180,000円 20,000円 燃料費 472,220円 425,000円 47,220円 任意保険料 350,000円 300,000円 50,000円 5年間の合計 1,252,520円 1,082,100円 170,420円 年間平均 約250,504円 約216,420円 約34,084円 なぜヴェゼルの方が年間約3.4万円安いのか?費目別の概要解説
ただしリセールバリューを含めると、ZR-Vにも勝機あり
【項目別】ZR-Vとヴェゼルの維持費を徹底比較①:税金(自動車税・重量税)
自動車税は排気量の差でヴェゼルが年間9,000円お得
重量税は車重の差でヴェゼルが有利!エコカー減税の影響は?
燃費や排ガス性能が優れた環境負荷の少ない車に対して、自動車重量税が減税される制度のことです。購入時にかかる環境性能割の比較
【項目別】ZR-Vとヴェゼルの維持費を徹底比較②:車検費用
ディーラー車検 vs 専門店の費用比較シミュレーション
ディーラー車検 専門店 ZR-V 約12万円〜15万円 約8万円〜12万円 ヴェゼル 約10万円〜13万円 約7万円〜11万円 部品交換費用に差は出る?ZR-Vとヴェゼルの注意点
【項目別】ZR-Vとヴェゼルの維持費を徹底比較③:燃料費(ガソリン代)
カタログ燃費と実燃費の比較
年間走行距離別(5,000km / 10,000km / 15,000km)のガソリン代シミュレーション
年間走行距離 ZR-Vの年間ガソリン代 ヴェゼルの年間ガソリン代 差額(ヴェゼルが安い) 5,000km 約47,222円 約42,500円 約4,722円 10,000km 約94,444円 約85,000円 約9,444円 15,000km 約141,666円 約127,500円 約14,166円 高速道路と市街地、シーン別の燃費傾向の違い
【項目別】ZR-Vとヴェゼルの維持費を徹底比較④:任意保険料
なぜZR-Vの方が保険料が高い傾向にあるのか?車両料率クラスとは
車種ごとの事故実績に基づき、「対人賠償」「対物賠償」「人身傷害」「車両保険」の4つの項目で設定されるリスク区分のこと。保険会社はこのクラスを参考に保険料を算出します。年代・等級別!任意保険料の比較シミュレーション(20代・30代・50代)
年代・等級 ZR-Vの年間保険料(目安) ヴェゼルの年間保険料(目安) 20代・新規(6等級) 約150,000円 約130,000円 30代・ゴールド(15等級) 約80,000円 約70,000円 50代・ゴールド(20等級) 約60,000円 約50,000円 保険料を安く抑えるための3つのコツ
【最重要】ZR-Vとヴェゼルの維持費を左右するリセールバリュー比較
最新オークション相場から見る!3年後のリセールバリュー徹底分析
リセールが高いグレード・カラー・オプションはこれだ!
5年後の売却価格を差し引いた「実質的な負担額」の比較
ZR-V (e:HEV) ヴェゼル (e:HEV) 5年間の維持費合計 1,252,520円 1,082,100円 5年後の売却価格 -1,925,000円 -1,800,000円 実質的な負担額 -672,480円 -717,900円 FAQ:ZR-Vとヴェゼルの維持費に関するよくある質問
ZR-Vとヴェゼルの維持費について、具体的な数字でご理解いただけたと思います。これで、サイズ、走り、コストという3つの重要な判断材料が揃いました。
最終的にどちらがあなたにとってベストな選択なのか、もう一度全ての情報をまとめた総合比較記事で最終確認をしましょう。
→ まとめ:ZR-Vとヴェゼルの維持費比較で分かった、あなたにおすすめの一台本記事のポイント
【コスト重視派へ】ヴェゼルがおすすめな理由
【走りも質感も妥協したくない派へ】ZR-Vがおすすめな理由


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