記事の要約図解

ランクルってかっこいいから欲しいけど、燃費がヤバいって本当ですか?「維持できない」って声も聞くから怖くて…。
正直に言いましょう。燃費は『最悪』です。でも、多くのオーナーはその欠点を上回る価値を感じているから乗り続けているんですよ。
「世界中のどこからでも生きて帰ってこられる」というランクルの神話。その圧倒的な信頼性に惹かれて購入したものの、日々の燃料代や突然の故障、さらには部品供給の壁にぶつかり、わずか1〜2年で手放してしまう人が後を絶ちません。
この記事では、現役オーナーたちの悲鳴に近い実体験を交えながら、ランクルの「燃費の闇」や「旧車の部品供給リスク」、そしてディーゼル特有の「DPFストレス」まで、不都合な真実をすべて公開します。
スペック表の数字だけでは見えない、ランクルオーナーとしての「覚悟」を問う内容です。自分にこの車を維持する適性があるのか、冷静に判定するための材料にしてください。
この記事でわかること
- 実燃費5km/Lの世界:ガソリン代が生活を圧迫するリアルな試算
- ラダーフレームの宿命:なぜランクルは燃費が悪くなければならないのか
- 「製廃(製造廃止)」の絶望:60/80オーナーを襲う部品不足の現状
- DPF再生の罠:都会派ディーゼルオーナーが陥るメンテナンスの苦行
- それでも降りない理由:不便さを超えた先にある精神的報酬

ランクルを維持できないと後悔する前に|「憧れ」が「絶望」に変わる3つの瞬間
維持できないって具体的にどういうことなんですか?
一番はやっぱり『お財布』ですね。お出かけのたびに諭吉が飛んでいく現実に、多くの人が最初に挫折します。
ランクルを手に入れた喜びも束の間。多くの新米オーナーが「維持の壁」に直面し、後悔する瞬間があります。それは、日々の生活に車が「食い込んでくる」のを実感した時です。
ガソリン代で生活崩壊?月5万円の給油が招く「外出自粛」の本末転倒
ランクルのガソリン車(特に200系や100系)を所有すると、燃料代が家計の固定費の中で圧倒的な存在感を放ち始めます。
年間1.2万km走るユーザーの実例では、ガソリン代だけで年間46万円に達したという記録があります。月平均にすると約4万円。ハイオク価格が高騰すれば、5万円を超える月も出てきます(出典: 旧車王ヒストリア)。
結果として、「ランクルでお出かけしたい」という夢のために買った車なのに、「ガソリン代がもったいないから近所のスーパーだけで済ませる」といった、本末転倒な外出自粛を強いられることになります。
駐車場と取り回しのストレス:スーパーの枠に入らない・ドアが開かない
ランクルの巨大なボディは、日本の都市環境では「凶器」にすらなり得ます。
- 駐車場の制約: 標準的なスーパーの駐車枠では左右がカツカツになり、隣の車への「ドアパンチ」が怖くて遠くに停めざるを得ません。
- 家族の視線: 「不便だし、お金はかかるし、どこへ行くにも気を使う」と家族から不満をぶつけられ、家庭内での肩身が狭くなるパターンも典型的な後悔の型です。
【体験談】「給油機の数字を見るのが怖い」ランクル200オーナーの悲鳴
30代・会社員Aさんの「絶望」を紹介します。
【ランクル200オーナーの生々しい告白】
「憧れのランクル200を買って半年。最初は『燃費なんて気にしない』と笑っていましたが、ハイオク180円時代に突入して顔色が青ざめました。
満タン給油で1万5千円。これが月に3回。給油機のカウンターが1万円を突破する時の、あの胃が痛くなる感覚は今もトラウマです。
外食を減らし、サブスクを解約し、最後には仕事帰りの寄り道ドライブすらやめました。車のために生活を捨てている自分に気づき、3年目の車検を前に売却しました。」(出典: 個人ブログより)
【後悔パターンのポイント(まとめ)】
- 燃料代: 月4〜5万円の出費が「ボディブロー」のように効いてくる。
- 環境ストレス: 狭い駐車場や細い道での気苦労が、乗る楽しさを削り取る。
- 家族の不和: 「車=贅沢品」というレッテルを貼られ、家庭内の優先順位が下がる。
「ランクルは燃費悪い」は本当か?実燃費リッター5kmの現実
実際、何キロ走るんですか? カタログにはもっと良い数字が書いてあった気がしますけど…。
街乗りなら、カタログの7〜8割だと思ってください。特に渋滞が多いと、リッター4キロ台も覚悟が必要です。
「ランクルは燃費が悪い」というイメージは、データで見ても揺るぎない事実です。各世代の「市街地での実力」を見てみましょう。
カタログ値はあてにならない!市街地・渋滞時のリアルな燃費データ
オーナーからの投稿を集計した実燃費データによると、ランクルの市街地走行は非常に厳しい数字になっています。
| 型式・世代 | 代表グレード | 実燃費(平均) | 市街地のリアル |
|---|---|---|---|
| 300系ガソリン | 3.5Lターボ | 約6.6km/L | 5〜7km/L |
| 300系ディーゼル | 3.3Lディーゼル | 約7.5km/L | 6〜8km/L |
| 200系ガソリン | 4.6L V8 | 約5.7km/L | 4〜6km/L |
| 100系ガソリン | 4.7L V8 | 約5.2km/L | 4〜5km/L |
| 再販70 | 4.0Lガソリン | 約6.4km/L | 5〜6km/L |
| (出典: e燃費) |
このように、100系や200系のガソリン車では、「リッター5km」が一つの大きな基準となります。
300系・250系・70系・200系…モデル別「ガソリン代」シミュレーション
最新の300系や250系は軽量化やトランスミッションの多段化により改善されていますが、それでも劇的な向上とは言えません。
- 300系ディーゼル: 200系に比べればマシですが、それでも8〜9km/L程度。
- 250系: 2.8Lディーゼルで9〜10km/L程度が期待できますが、一般的なSUV(15km/L〜)とは比較になりません。
年間1万kmで燃料代30万円?ハイブリッドSUVとの残酷な格差
年間1万km走った場合の、燃料代の差を見てみましょう(ガソリン170円/L、軽油150円/L想定)。
- ランクルガソリン(6km/L): 年間 約28.3万円
- ランクルディーゼル(9km/L): 年間 約16.7万円
- ハリアーハイブリッド(20km/L): 年間 約8.5万円
ランクルに乗るということは、普通のSUVに比べて年間で10万〜20万円、5年で50万〜100万円多くガソリン代を払うという契約にサインすることと同じなのです(出典: MOBILICO)。
【実燃費のポイント(まとめ)】
- 市街地の実力: ガソリン車はリッター5km前後。ディーゼルでも7〜8km台。
- 最新モデル: 改善はされているが、依然として「燃費の悪い車」の枠内。
- 維持費格差: 普通のSUVの倍以上の燃料代がかかることを「当たり前」と思えるか。
なぜランクルの燃費が悪いのか?「ラダーフレーム」という重い十字架
そもそも、なんでトヨタの技術力をもってしても燃費が良くならないんですか?
それは、ランクルが『燃費』よりも『命を守ること』を優先して設計されているからなんですよ。
ランクルの燃費が悪いのは、技術不足ではなく「構造上の宿命」です。その核心にあるのが「ラダーフレーム」です。
頑丈さと引き換えの「重量増」と「空気抵抗」メカニズム解説
ランクルが採用し続けるラダーフレーム構造は、頑丈なはしご状のフレームにボディを載せる方式です。
- 重量: モノコック構造のSUVに比べ、フレーム単体で数百キロの重量増になります。重いものを動かすには、それだけ多くの燃料が必要です。
- 空気抵抗: 悪路走破性を高めるための高い車高、大きなタイヤ、そして無骨な角ばったボディ。これらすべてが走行中の空気抵抗となり、燃費を悪化させます(出典: WEB CARTOP)。
モノコックSUVとは違う!悪路を走るために捨てた「効率」
ハリアーやRAV4などのクロスオーバーSUVは、街乗りでの「燃費」や「乗り心地」を追求してモノコック構造(卵の殻のような一体構造)を採用しています。
一方、ランクルは岩場や砂漠でボディがねじれても、フレームさえ無事なら走り続けられる耐久性を追求しています。「効率」を捨てて「生還性」を取った結果が、あの燃費なのです。
【結論】燃費を気にするなら、あなたはランクルに乗るべきではない
厳しい言い方ですが、ガソリンスタンドで給油機の数字を見て「高いな…」とため息をつくタイプの人には、ランクルは向いていません。
ランクルオーナーにとって、燃費の悪さは「世界最強の耐久性を手に入れたことの代償」であり、一種の勲章です。この合理性を超えた価値観を受け入れられない限り、維持は苦痛でしかなくなります。
【ラダーフレームと燃費のポイント(まとめ)】
- 構造的宿命: 二重構造のフレームが物理的な重さを生んでいる。
- 機能のトレードオフ: 「頑丈さ」と「燃費」はシーソーの関係にある。
- オーナーの資質: 燃費の悪さを「ランクルの味」として笑い飛ばせるか。

ランクル60・80を買って後悔?旧車オーナーを襲う「製廃」の恐怖
古いランクルの方がかっこいいから好きなんです。でも、直しながら乗れば大丈夫ですよね?
そこが落とし穴です。お金を払っても『部品がないから直せない』という絶望が、旧車には待ち受けているんですよ。
60系や80系、旧70系に憧れる人が直面する最も高い壁は、故障そのものではなく「部品供給」です。
「部品が出ない」=「直せない」!生産終了から30年の壁
自動車業界では、生産終了後おおむね8〜10年程度を目安に補修部品を供給するのが一般的とされていますが、ランクル60は生産終了から既に30年近くが経過しています(出典: FLEX、Web CARTOP)。
トヨタは比較的長く部品を出してくれるメーカーですが、それでも「製廃(製造廃止)」となる部品は年々増えています。ブレーキなどの重要保安部品はまだ出ますが、それ以外の「快適に、美しく乗るための部品」は絶望的です。
内装・外装は絶望的?お金があっても修理できないもどかしさ
特に手に入らないのが、以下の部品です。
- 内装品: ダッシュボード、シート表皮、ドアトリム、スイッチ類。
- 外装品: フロントグリル、バンパー、ウェザーストリップ(窓枠のゴム)。
これらが壊れたり劣化したりしても、新品はもう手に入りません。中古品をヤフオクで探すか、海外のサイトから高い送料をかけて取り寄せるしかありません(出典: ジェームス)。
【体験談】「半年間工場から戻ってこない」部品待ちという名の地獄
40代・ランクル60オーナーの苦労話です。
【60オーナーの疲弊】
「念願の60を手に入れた翌年、冷却系のトラブルが発生。ラジエーター関連のホースや細かいジョイントが製廃で、新品が出ませんでした。
結局、専門ショップが中古パーツを探し出し、加工して取り付けるまでに半年以上かかりました。
駐車場に車がないのに、ローンと税金だけを払い続ける日々。趣味とはいえ、家族からは『粗大ゴミにお金を払ってる』と言われ、精神的にかなり参りました。」(出典: 旧車コミュニティより要約)
【旧車リスクのポイント(まとめ)】
- 製廃部品: 内装・外装の純正新品はほぼ壊滅状態。
- 長期入院: 部品探しのために、月単位で車が乗れなくなることを覚悟すべき。
- 維持コスト: 安い中古を買っても、直すためにお金と時間が溶けていく。
ディーゼルランクルなら維持できる?「DPF」という現代の罠
じゃあ、新しいディーゼルのランクルなら、燃費も良くて壊れないから安心ですよね?
いえ、最新のディーゼルには『DPF』という特有の悩みがあるんです。特に都会でちょい乗りメインの人は注意が必要ですよ。
「ガソリン代が高いならディーゼルにすれば解決」と安易に考えるのは危険です。現代のクリーンディーゼルには、特有の「作法」が存在します。
軽油は安いが「修理費」が高い!DPF詰まりと洗浄のコスト
最新のランクル(300/250/現行70)のディーゼル車には、排ガスを綺麗にするためのフィルター「DPF」が装着されています(出典: トヨタ自動車)。
このフィルターがススで詰まると、洗浄や交換が必要になります。
- 洗浄費用: 約5万円〜。
- 交換費用: 1GDエンジン等の新品DPFは、工賃込みで十数万〜数十万円かかるケースもあります(出典: DPFドットコム)。
街乗りメインは要注意!「ちょい乗り」が寿命を縮める理由
DPFは、一定の温度まで熱くならないとススを燃やすことができません。
- 致命的な使い方: 毎日片道10分の通勤、近所のスーパーへの買い物。
- 結果: エンジンが温まる前に目的地に到着するため、ススが溜まり続け、再生機能が追いつかずに警告灯が点灯します(出典: DPFサポート)。
【体験談】夜な夜なバイパスを走る…「DPF再生ドライブ」の苦行
30代・プラドディーゼルオーナーの嘆きです。
【都会派ディーゼルオーナーの悲哀】
「通勤メインで使っていたら、頻繁に『DPF再生不十分』の警告が出るようになりました。
そのたびに、目的地に到着しているのにエンジンを切ることができず、夜な夜なバイパスを30分間走り続けてススを焼いています。
燃費の良さに惹かれてディーゼルにしましたが、再生ドライブのために余計なガソリン(軽油)と時間を使い、一体何をしているんだろう…と虚しくなります。」(出典: 楽天ブログより要約)
【DPFリスクのポイント(まとめ)】
- メンテナンス: 燃費の良さと引き換えに、定期的な「高速走行」や「アイドリング再生」が必須。
- 短距離NG: 買い物車として使うなら、ディーゼルはおすすめできない。
- 高額修理: 詰まらせると、燃料代の節約分が一瞬で吹き飛ぶ。
ランクルを維持できない原因「サビ・腐食」と高額板金
頑丈な車なんだから、サビくらい大丈夫じゃないんですか?
とんでもない! ラダーフレームにとって、サビは『ガンの転移』と同じくらい恐ろしいものなんです。
ランクルが「維持できない」事態に追い込まれる、もう一つの深刻な理由が「サビ」です。
ラダーフレームの大敵「塩害」!雪国・海沿いユーザーのリスク
ランクルの骨格であるラダーフレームは、鉄の塊です。
- 雪国: 融雪剤(塩化カルシウム)がフレームの隙間に入り込み、内側から腐食させます。
- 海沿い: 潮風による塩害で、目に見えない部分がボロボロになります。
フレームが腐り落ちると、どんなにエンジンが元気でも「車検」に通りません。それはすなわち、ランクルの死を意味します。
旧車のボディ腐食は「不治の病」?板金見積もり100万円の世界
特に60系や80系では、外装のフェンダーやルーフの付け根からサビが発生しやすくなります。
「ちょっとサビてるだけだから安く直せるでしょ?」と思ったら大間違い。腐った鉄板を切り取り、新しい鉄板を溶接して成形する板金修理は、職人の腕と膨大な時間を必要とします。見積もりが100万円を超えることも珍しくありません。
防錆塗装(アンダーコート)は必須!維持費に含まれる隠れコスト
ランクルの寿命を延ばすためには、新車時からの強力な防錆塗装が欠かせません。
- コスト: 5万〜10万円程度の施工費。
- 頻度: 数年ごとのメンテナンス。
これをケチったことが原因で、数年後に取り返しのつかない腐食を招き、維持を断念するケースが多いのです。
【サビ・腐食のポイント(まとめ)】
- フレームの死: サビは見た目の問題ではなく、ランクルの「生存に関わる」問題。
- 高額修理: 板金修理は「お金があれば直る」レベルを超えた時間とコストがかかる。
- 予防がすべて: 購入時の防錆投資を惜しむ人は、長期間の維持はできない。

ランクル維持できないと嘆く前に知るべき税金の話
税金もやっぱり高いんですよね?
はい。排気量で見ても重量で見ても, 国内最高ランクの重課税ですから。毎年5月はオーナーたちの『悲鳴』が聞こえますよ。
ランクルの維持を難しくしている要因の筆頭が、毎年やってくる「税金」です。
13年超の重課税が重い!自動車税・重量税の割り増しルール
日本の税制は、古い車を長く乗る人に容赦ありません。
- 自動車税: 初度登録から13年を過ぎると、約15%増税されます。
- 重量税: 同様に、13年超、18年超と段階的に高くなります。
ランクル100系の4.7Lガソリン車を例に挙げると、13年を過ぎた場合の自動車税は年間10万円を超えます。この「毎年10万円」という支払いが、維持継続の大きな壁となります(出典: オートックワン)。
1ナンバー化で逃げる?毎年車検と家族の不満を天秤にかける
大排気量ランクルの自動車税負担を大きく下げる代表的な手段が、貨物登録(1ナンバー)への変更です。
- メリット: 自動車税が年1.6万円に激減。
- デメリット: 毎年車検の手間、高速料金アップ、そして後席の乗り心地・リクライニング制限。
「税金は安くなったが、毎年車検に追われて疲れた」「家族から乗り心地が最悪と文句を言われた」という理由で、結局手放してしまう人も多いのです。
【口コミ】「車検のたびにボーナスが消える」重量級の法定費用
【SNSの悲鳴】
「自動車税8万8千円。重量税5万円。これに自賠責と車検整備費。
ランクルを維持するってことは、毎年国にお布施を払ってるようなもん。
車検の月は、ボーナスがそのまま右から左へ流れていくだけ。夢の車を買ったつもりが、現実は税金の奴隷でした。」(出典: 掲示板より要約)
【税金のポイント(まとめ)】
- 大排気量の罪: 自動車税だけで年8万〜10万円の固定費が発生。
- 古い車の罰: 13年超えるとさらに増税されるという残酷な現実。
- 1ナンバーの代償: 安さには必ず「不自由」という裏がある。
後悔しないための中古ランクル選びと「撤退ライン」
後悔しないためには、どんなランクルを選ればいいですか?
とにかく『安さ』で選ばないこと。安い個体は、あとから『高額な修理代』として請求が来るだけですからね。
ランクルの世界では、「安物買いの銭失い」が文字通り命取りになります。
安い中古車は「整備費の前借り」!車両価格+100万円の予備費を
「相場より安いランクル」には、必ず理由があります。サビ、過走行、メンテ不足……。
中古で購入するなら、車両代とは別に「100万円の修理予備費」をプールしておけるかどうかが、撤退せずに済むかの分かれ道です。納車直後に噴射ポンプやオルタネーターが壊れても、「よし、これでまた数年乗れる」と笑える資金力が必要です。
60/80系は「セカンドカー」前提?日常の足を別に持つ選択肢
旧車ランクルを「唯一の愛車」にするのは、現代では非常にリスクが高い選択です。
- 現実的な運用: 平日は燃費が良く壊れない軽自動車やコンパクトカーに乗り、ランクルは週末のレジャーや「直す楽しみ」として所有する。
- メリット: ランクルの走行距離を抑えられ、万が一の故障(長期入院)の際も生活に支障が出ません。
自分の年収・生活スタイルで「維持できる限界」を見極める
これまでの項目を振り返り、以下の「撤退ライン」に触れていないか確認してください。
- 燃料代: ガソリン代が月のお小遣いを超えていないか?
- 部品供給: 自分でパーツを探したり、ショップと交渉したりする手間を「趣味」と思えるか?
- 家族の許容: 家族の教育費やレジャー費を削ってまで、ランクルに注ぎ込むことを許されているか?
このラインを越えてしまった時、憧れだったランクルは、あなたを苦しめる「負債」に変わります。
【選び方のポイント(まとめ)】
- 予算: 車両価格だけで判断せず、修理費を含めた「総額」で考える。
- 運用: 旧車ならセカンドカーを検討し、生活の依存度を下げる。
- 引き際: 「生活」を壊してまで乗る車ではない、という冷静さを持つ。

合理性では語れない「圧倒的な所有感」と「人生の相棒」
ランクルに乗ることは、現代の「タイパ・コスパ重視」の風潮に対する、究極のアンチテーゼです。
キャンプ場に現れた時の圧倒的な存在感。どんな悪路でも、「こいつなら絶対に目的地まで連れて行ってくれる」という揺るぎない信頼感。そして、何十年経っても色褪せないその姿。
これらは、燃費や税金の計算機では決して弾き出すことのできない、精神的な報酬なのです(出典: noteより再構成)。
今回、多くのオーナーの声を聞いて再確認したのは、ランクルという車は『所有』ではなく『挑戦』であるということです。
燃費の悪さや維持の苦労を乗り越えた人だけが、世界で最も過酷な場所でも平然と走り抜ける、あの圧倒的な景色を見ることができる。その特権のために、彼らは喜んでガソリン代を払っているんですね。
【結論】維持の苦労を超えた先にある、ランクルオーナーだけの景色
もしあなたが、この記事を読んでもなお「それでも乗りたい」と思えるなら、あなたはランクルオーナーになる資質があります。
- 覚悟: 燃費や故障を「物語」として楽しめるか。
- 計画: 万が一の時のための資金的な余白を持てるか。
- 愛: 不便さを笑い飛ばせる愛着を持てるか。
この3つが揃った時、ランクルはあなたの人生を最高に彩る一生の相棒になるはずです。維持の苦労を恐れず、しかし冷静に、あなたのランクルライフへの第一歩を踏み出してください。
ランクリは燃費が悪くて維持できない?不便さを愛せるか?総括
ここまで、ランクルのネガティブな現実ばかりを並べてきました。それでも世界中でランクルが愛され、日本でも多くの人が苦労しながら乗り続けるのはなぜでしょうか。
それは、ランクルが単なる「移動手段」ではなく、「人生の相棒」だからです。
- リッター5kmしか走らないからこそ、一回一回のドライブが貴重な体験になる。
- 部品がなくて苦労して直したからこそ、他の誰の車よりも愛着が湧く。
- 不便で重い扉を開けるたびに、「自分は今、本物の機械に乗っている」という実感が得られる。


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