記事の要約図解

ランクルが暴落したって聞いて焦ってます。もう売った方がいいんですか? それとも持ち続けても大丈夫?
落ち着いてください。暴落と言っても、まだ新車より高く売れる状態です。ただ、『売り時』を間違えると数百万円損するのは本当ですよ。
「ランクルを買えば、乗っているだけで儲かる」。そんな神話が崩れ始めた今、多くのオーナーが疑心暗鬼になっています。
しかし、プロの視点で見れば、相場の動きには明確な「法則」があります。それが「輸出規制(5年ルール)」「為替」「AA相場」の3大要素です。
この記事では、感情的な暴落論に惑わされず、論理的に「最強の売り時」を見極めるための知識をすべて公開します。
LXとのリセール比較や、ディーラー下取りで損をしないための具体的なテクニックも解説しますので、あなたの資産を守るための「出口戦略」として活用してください。
この記事でわかること
- 新車価格比150%超え?暴落説の裏にある相場の実態
- 運命の分かれ道「5年ルール」と、売却のデッドライン
- レクサスLXがランクルよりも「ハイリスク」な理由
- ディーラー下取りはNG?買取店と300万円差がついた実話
- AA相場と為替から読み解く、2025年以降の展望

ランクルのリセールバリュー動向と「暴落」の噂の真相
ニュースで「ランクルバブル崩壊」って見ました。やっぱりもうダメなんですか?
いえ、全然ダメじゃありません。ピークが異常すぎただけで、今でも『買った値段より高く売れる』数少ない車ですよ。
「暴落」という言葉のインパクトに踊らされてはいけません。まずは冷静に数字を見てみましょう。
新車価格比150%超えは異常?「バブル崩壊」後の現在地をデータで解説
2022年から2023年にかけて、ランクル300は新車価格の2倍以上(2000万円超)で取引される異常事態が起きました。これが「バブル」です。
現在はその熱狂が冷め、相場は調整局面に入っています。しかし、それでも新車価格比150〜170%(グレードによる)という驚異的な高値を維持しています(出典: プレミアムカーズライフ)。
1年落ち120%・3年落ち111%…依然として「国産最強」を維持する理由
最新の残価率データを見ても、ランクルの強さは健在です。
- 1年落ち: 平均120.8%
- 3年落ち: 平均111.9%
- 5年落ち: 平均103.3%
(出典: junku)
一般的な国産SUV(ハリアーなど)の3年残価率が60〜70%であることを考えれば、100%を超え続けるランクルは依然として「別格」です。
【結論】「暴落」ではなく「正常化」。ただし、為替と規制の波は止まらない
結論として、現在の状況は「暴落」ではなく「相場の正常化」です。
ただし、「買えば誰でも儲かる」ボーナスステージは終わりました。これからは、為替や輸出規制の波を読み、適切なタイミングで売却できる人だけが利益を最大化できる「実力勝負」のフェーズに入ったと言えます。
ランクル・LXのリセール比較と「暴落」しない構造的理由
LXの方が高いから、リセールもいいんですよね?
率はいいですが、リスクも高いです。LXは『富裕層』頼みなので、戦争や規制の影響をダイレクトに受けるんですよ。
兄弟車であるランドクルーザーとレクサスLX。リセールの構造は似ていますが、リスクの質が異なります。
安定のランクル、波乱のLX?輸出依存度の違いが価格変動の差を生む
ランクルは世界中の「現場」で必要とされる実用車です。そのため需要の底が厚く、相場が崩れにくい特徴があります。
一方、LXは「富裕層のステータス」としての需要が強く、特に中東やアジアの富裕層マーケットに依存しています。景気後退や贅沢税の導入などで需要が一気に冷え込むリスクを常に抱えています。
LX600のリセールリスク:対ロシア禁輸と超富裕層マーケットの行方
LXにとって最大の痛手となったのが、ウクライナ侵攻に伴う「対ロシア禁輸措置」です。
2023年8月以降、排気量1.9L超のガソリン車(LX600含む)のロシア向け輸出が原則禁止されました。かつての巨大市場を失ったことで、LXの相場は不安定な動きを見せています(出典: カーリセールバリュー)。
なぜランクルは強いのか?世界が求める「国際通貨(資産)」としての価値
ランクルが暴落しない最大の理由は、それが単なる車ではなく「国際通貨」だからです。
政情不安な国でも、通貨は紙屑になるかもしれませんが、ランクルは常に一定の価値で取引されます。この「実物資産」としての信頼性が、世界的な底堅い需要を支えているのです。
ランクルとLXの市場データを徹底比較して気づいたのは、ランクルのリセールは『信頼への投資』であり、LXのリセールは『情勢への賭け』に近いという側面です。
資産としてのディフェンシブ性を重視するなら、やはりランクルに軍配が上がります。
【ランクルとLXの比較(まとめ)】
- ランクル: 実需に支えられた「安定成長株」。
- LX: 情勢に左右される「ハイリスク・ハイリターン株」。
- 結論: 安定を求めるならランクル、一発を狙うならLX。
ランクルを売るタイミングの重要指標「輸出規制(5年ルール)」

5年ルールって何ですか? 車検の時期と関係あるの?
めちゃくちゃ関係あります! このルールを知らずに車検を通してしまうと、その瞬間に数十万円、ヘタすると100万円以上損しますよ。
ランクルオーナーが絶対に覚えておくべきキーワード、それが「5年ルール」です。
マレーシア・パキスタン・ケニア…主要輸出先の「年式規制」とは
日本の中古車が高く売れるのは、海外へ輸出されるからです。しかし、主要な輸出先には「製造から◯年以内の車しか輸入してはいけない」という厳しい年式規制があります。
- マレーシア: 初度登録から12ヶ月〜59ヶ月(5年未満)。
- パキスタン: 製造から5年未満(乗用2WDは3年未満、4WD・SUVは5年未満)。
- ケニア: 初度登録からおおむね8年未満(=7年落ちまでが輸入対象)。
この「5年」を1日でも過ぎると、その国への輸出ができなくなります。つまり、買い手が激減し、相場がガクンと落ちるのです(出典: 最強買取)。
「登録から4年半」が運命のデッドライン!船積みまでのリミットを計算せよ
「5年以内」といっても、ギリギリまで乗っていてはいけません。買取店が買い取り、オークションに出し、輸出業者が落札して船積みするまでの「リードタイム」が必要だからです。
【体験談】1ヶ月遅れて50万円損したオーナーの「5年目の悲劇」
【プラドオーナーの失敗談】
「5年目の車検を通してから売ろうと思い、ディーラーで車検を受けました。
その翌月、買取店に行くと『あー、これ製造から5年過ぎちゃってますね。パキスタンに行けなくなったので、査定は先月より50万円下がります』と宣告されました。
車検代と合わせて70万円近い損失。その場で膝から崩れ落ちました。」(出典: ブログ体験談より要約)
失敗事例を分析して感じるのは、『いつか高く売れる』という根拠のない自信が、最も大きな損失を招くということです。
5年ルールという物理的な期限がある以上、ランクルは『いつ売るか』ではなく『いつまでに売らなければならないか』という逆算思考が不可欠です。
【5年ルールのポイント(まとめ)】
- デッドライン: 「登録」または「製造」から5年。
- 売り時: 4年6ヶ月〜4年9ヶ月の間。
- 鉄則: 5年目の車検は通さずに売る。
ランクルリセール暴落の真犯人?為替感応度と円安・円高の影響
円安になると車が高く売れるって聞きました。本当ですか?
本当です。ランクルは海外で売るものですから、実質的には『ドル建て資産』なんですよ。円安は追い風、円高は向かい風です。
ランクルは、日本車でありながら「外貨」の影響をモロに受ける金融商品のような側面を持っています。
円安=買取額アップの法則:海外バイヤーにとって「割安」な日本車
海外のバイヤーは、ドルで予算を持っています。
- 1ドル100円の時: 1000万円のランクルは10万ドル。
- 1ドル150円の時: 1000万円のランクルは、わずか約6.7万ドル。
円安になればなるほど、海外からは「日本車がバーゲンセール状態」に見えます。そのため、入札競争が激化し、日本のオークション相場(AA相場)が跳ね上がるのです(出典: セルカ)。
1円動けば数十万円変わる?為替とAA相場の連動性を徹底解剖
ランクルのような高額車では、為替が1円動くだけでも数万円〜十数万円の影響が出ると言われています。
- 円安トレンド: 売り時。強気で査定に出すべき。
- 円高トレンド: 様子見か、早めの損切り。
【口コミ】「もはやFXのポジションを持ってる気分」投資家目線のオーナーたち
【X(Twitter)での声】
「ランクルオーナーになってから、毎日ドル円チャートを見るのが日課になった。円安ニュースが出ると『お、俺のランクルの価値が上がったな』とニヤリとする。もはや車に乗っているというより、FXのポジションを1000万円分持っている気分だ。」
為替とAA相場の連動性を精査していて確信したのは、ランクルオーナーはもはや『自動車ユーザー』であると同時に『FXトレーダー』でもあるということです。車のコンディションを整えるのと同じくらい、ニュースを見て世界情勢を把握することが、リセール最大化の鍵となります。
【為替のポイント(まとめ)】
- 連動性: ランクル相場はドル円相場とほぼ連動する。
- 売り時: 円安が進んでいるタイミングがベスト。
- 意識: オーナーは「為替トレーダー」の視点を持つべき。
ランクルの売り時を決める「AA相場(オートオークション)」の仕組み
買取店によって値段が全然違うのはなぜですか?
それは、お店によって『AA相場』を見る力と、海外への販売ルートを持っているかが違うからです。AA相場を知らないとカモにされますよ。
中古車の価格が決まる「震源地」、それがオートオークション(AA)です。
中古車の「卸値」を知る重要性:買取店が提示する金額の根拠
AA相場とは、業者だけが参加できるオークションでの「落札価格」のことです。これが中古車の実質的な「卸値」になります。
買取店は、「AA相場の予想落札額 − 自社の利益・経費」で買取額を提示します。つまり、AA相場が高ければ高いほど、買取額も上がる仕組みです(出典: ENG)。
業者はここを見ている!「評価点」と「輸出加点」のポイント
AAでは、車の状態が点数化されます。
- 評価点: 傷や凹みの有無(4点、4.5点、5点など)。
- 輸出加点: サンルーフ、本革シート、ベージュ内装など、海外で好まれる装備があると、評価点以上に価格が跳ね上がります。
輸出専門店が「下取り」よりも高値を提示できる産業構造の秘密
普通の買取店は、買い取った車をAAに出品して利益を得ます。
しかし、輸出専門店は、AAを通さずに直接海外バイヤーに販売するルートを持っています。AAの手数料や中間マージンをカットできるため、AA相場ギリギリ、あるいはそれ以上の高値で買い取ることができるのです。
情報格差が激しい中古車業界において、AA相場という『卸値』を把握することは、最大の防御になります。一般ユーザーには見えないグラフの向こう側で、あなたのランクルの本当の価値が決まっていることを忘れないでください。
【AA相場のポイント(まとめ)】
- 基準: すべての買取額はAA相場から逆算されている。
- 装備: 海外人気装備(輸出仕様)の有無で100万円単位の差が出る。
- 業者: 輸出に強い業者ほど、限界まで高い値段を出せる。
暴落を避けてランクルを高く売るタイミングの見極め方
結局、いつ売るのが正解なんですか?
ベストは『3年目の車検前』か『5年目の車検前』です。そして、絶対に逃してはいけないのが『モデルチェンジ』のタイミングですね。
これまでの要素を総合し、具体的な「売却スケジュール」を立てましょう。
「初回車検(3年)」と「2回目車検(5年)」のどちらが正解か?
- 3年売り(初回車検前): 国内需要も残っており、最も高値が期待できる「王道」。新車乗り換えサイクルとしても最適。
- 5年売り(2回目車検前): 輸出需要のラストチャンス。ここを逃すと相場が一段階下がるため、絶対に逃してはいけないデッドライン。
2027年問題?2021年式ランクル300が5年落ちになる時の需給予測
注目すべきは2027年です。2021年に発売されたランクル300の初期ロットが、パキスタン等の「製造5年以内」ルールの対象から外れる(または関税ルールが変わる)タイミングです。
この前後で駆け込み需要や、逆に供給過多による相場変動が起きる可能性があります。初期型オーナーは、2026年後半からの相場動向を注視する必要があります(出典: Car Research Lab)。
モデルチェンジ・マイナーチェンジ情報は「高値逃げ切り」の合図
車の価値が最も下がるのは「型落ち」になった瞬間です。
ランクルの場合、フルモデルチェンジの噂が出た時点で旧型の相場が動き始めます。「新型が出る」というニュースは、既存オーナーにとって「売りの合図」です。
相場の波を観察していて感じるのは、ランクルの売り時は『点』ではなく『線』で捉えるべきだということです。車検というイベントに囚われすぎず、為替と規制の『線』が交差する最高の一瞬を狙い撃つ。これが真の出口戦略です。
ディーラー下取りは損?ランクルリセールを最大化する買取店との価格差

ディーラーなら次の車の手続きも楽だし、下取りでいいかなって思ってるんですけど…。
絶対にダメです! ランクルに限っては、ディーラーに出すと数百万単位で損をします。手間を惜しんでベンツ1台分をドブに捨てるようなものですよ。
ここが最も重要なアドバイスです。ランクルの売却において、ディーラー下取りは「禁じ手」です。
ディーラー査定は「国内再販」基準?輸出プレミアムが消える罠
ディーラーの査定システムは、基本的に「国内の中古車相場」を基準にしています。
海外での爆発的なプレミア価格(輸出相場)は、ディーラーの査定マニュアルには反映されにくいのです。
【実録】下取り230万→買取280万!「50万円差」に笑いが止まらなかった実話
【オーナーの実体験】
「ディーラーで下取り査定をしたら230万円でした。『まあそんなもんか』と思いつつ、念のため買取店に行ったら、なんと280万円の提示。
わずか数時間の移動で50万円もアップしました。営業マンの前で思わず笑ってしまったよ。もしディーラーで判子を押していたらと思うとゾッとします。」(出典: 価格.com掲示板より要約)
LXやランクル300クラスになると、この差が数十万〜100万円超に広がることも珍しくありません。
損をしないための業者選び:輸出専門か、一括査定で競わせるか
- 輸出専門店: ランクルの価値を最も理解しているプロ。話が早く、高値が出やすい。
- 一括査定: 複数の業者を競わせることで、相場の上限を引き出す。電話対応の手間はあるが、効果は絶大。
ディーラー査定と買取店の乖離を見ていると、『利便性という名のコスト』がいかに高いかを実感します。判子を突く前に、たった30分の時間を割いて一括査定サイトに入力する。それだけで、あなたの数年分のガソリン代が浮く可能性があるのですから。
【業者選びのポイント(まとめ)】
- ディーラー: 下取りはNG。査定額を聞くだけにしておく。
- 比較: 必ず複数の買取店(特に輸出に強い店)と比較する。
- 金額差: 手間をかけるだけで数十万〜数百万変わるのがランクル市場。
モデルチェンジとランクルリセールの暴落リスク
新型250登場でプラド相場はどう動いたか?「神話」の例外パターン
150系プラドは、後継の250系が登場した後も、大きく暴落することはありませんでした。これは、250系がサイズアップして価格も上がったため、手頃なサイズのプラドの需要が底堅かったからです。
しかし、これは「例外」かもしれません。基本的には、新型が出れば旧型の価値は下がります。
次期モデル情報をキャッチした際、既存オーナーが取るべき出口戦略
- 情報収集: マガジンXなどのスクープ誌やネット情報を常にチェック。
- 早期決断: 「発表」されてからでは遅い。「噂」の段階で動き出すのが、高値逃げ切りの鉄則です。
10年乗っても価値が残る?「長期保有」vs「短期売却」のコスト比較
もちろん、売らずに乗り続けるのも正解です。ランクルは10年乗っても値段が付く稀有な車です。
- 短期売却: 常に最新モデルに乗れるが、追い金が必要。
- 長期保有: 車検や修理費はかかるが、減価償却は緩やか。
どちらがトクかは、「車に何を求めるか」次第です。
長期保有と短期売却のシミュレーションを繰り返して見えてきたのは、ランクルのリセールは『守りの資産』としても『攻めの投資』としても優秀であるということです。10年乗ってもゴミにならない安心感は、他のどんな高級車も持ち合わせていない、ランクルだけの特権ですね。
【結論】ランクル・LXのリセールを最大化・暴落を避ける重要ポイント総括
- 売却タイミング
- ベスト: 初回車検(3年)前、または2回目車検(5年)前。
- デッドライン: 登録から4年半(5年ルール回避)。
- 環境: 円安かつ輸出規制が緩い時期。
- 相場の読み方
- AA相場: 買取額の基準。
- 5年ルール: 輸出需要の切れ目。
- 為替: 円安=売り時。
- 売却先の選定
- ディーラー: 絶対にNG。
- 輸出専門店・一括査定: 必須。複数のプロに見せること。
資産を守るのは「運」ではなく「情報」!賢いオーナーの売却作法
「ランクルを買えば儲かる」という時代は終わりました。しかし、「情報を知っていれば損をしない」という事実は変わりません。
5年ルールのカレンダーを意識し、為替ニュースをチェックし、適切な業者を選ぶ。たったこれだけのことで、あなたのランクルは数百万円の価値を生み出す「資産」になります。
賢い出口戦略で、最高のランクルライフを締めくくってください。




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